「愛の子育て」5つのポイント


 芳村思風一語一会 vol.5855

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「愛の子育て」5つのポイント

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1.教が育を超えてはいけない


教育とは、「育」が主体で、「教」がその手段。

引っ張り出すために教えるのであり、能力を開発するために教えることが基本。

その人間が持っている資質や素質を引っ張り出してあげる。

現在の教育では、あまりにも教え込もうとするため、

欲求が出てこない、何をしていいのかわからない、

何がしたいのか解らない子どもが増えている。

自分の力で「やったぁ~」という感動と喜びを味あわせること。



2.問う力を育てる 

(欲望・欲求を引き出すために、理性を使う)


学校では、先生が問題を与えて、子どもが答える。

子どもは、問題を与えられるのを待っているという待ちの姿勢。

問題は、子どもの心の中から出てこなければいけない。

「問う」ということの中に、欲求や欲望が含まれている。

教えなければいけないのは知識ではない。

意味や価値や素晴しさ、楽しさ。

何かをやらせようとするとき、

どこに面白さがあるのか、

どこが素晴しいのか、

その能力を持てばどんなことができるのか

を感じさせてあげる。

興味・関心、意味や価値や素晴しさを感じたら、

あとは放っておいても自分で求めはじめる。



3.自分がその頃どうであったかを思い出しながら教育する


常に自分自身がその年代、どうしてもらったのか、

その時どう感じたかということを思い出しながら教育することが大切。

自分が10歳の頃どのようにしてもらったか、

15歳の頃どうであったか、

どのように接して欲しかったか

ということを思い出しながら子どもに接することが大切。

自分が親からされていやだったことなど、

反面教師的なこともあるかもしれません。



4.いつも目に愛の光を


子どもは空なる気を吸って育つ。

空気とは、空なる気。

目に見えない。

気とは感性。

空気を吸うとは、まさに目に見えない感性を吸って生きている。

教育において一番大事なものは、意味や価値や値打ち。

目つき・表情・態度。

子どもに対するとき、お父さんやお母さんが自分に対して、

どういう目つき・表情・態度で接してくれているかが、

最大の意味や価値を持つ。

目は口以上にものを言う。

理屈を超えた雰囲気を作るのは、目つき・表情・態度。

感性だから伝わる。

いつも目に愛の光を持って接ること。



5.親の生きる姿勢を見せる


生きる姿勢とは、その人がどういう問題意識を持って生きているかということ。

父親とは何か、母親とは何か、

どうあるべきかという自分の存在に対する問いかけを常に意識しながら生きること。

立ち居振る舞い・生きざまが、非常に強い教育力・感化力を持っている。


この5つが「愛の子育て」

人材教育ではない人物教育のポイント


 

「愛の子育て」(改訂版)より 

 

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・  

 


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