戦わない、競争しない、全肯定で生きる


 芳村思風一語一会 vol.5790

☆☆☆☆☆☆

戦わない、競争しない、全肯定で生きる

☆☆☆☆☆

全肯定で生きる。

何にもかもすべて受け入れるということではない。

起こることすべて必然。

自分にとって必要なことしか起こらない。


正しいか間違いか、いいか悪いかで判断しない。

なにひとつ切り捨ててはいけない、

全肯定ですべてを受け入れる。

すべて受け入れても、自分をなくさない確固たる自分を持っていること。


今までは、合理的に処理すること、判断することが良いとされた。

理性的にどちらが正しいかを判断して、

間違いと思えるものを切り捨ててきた。

すべての出来事は、連関性がある。

正しいか間違いかで一方を切り捨てると真実から遠ざかる。


判断停止。

正しいか間違いかの判断をしないで、すべてをただ受け止める。

起こることすべて必然だから、必要のないことは起きてこない。


人間は、理性に縛られず、ゆらぎながら生きる時代へと進化している。

今までは、ゆらぐことは迷いであると考えられてきた。

理性で考えると「ゆらぎ」は迷い。


これからは、ひとつの答えに縛られず、

いろいろな答えを受け入れて、

統合していく時代へと変わる。

真実は統合である。

統一ではない。


いろいろなものを統合していくから、ゆらがざるをえない。

自分と違う答えをすべて受け入れる包容力、

それらを包み込み、統合する力が「ゆらぎ」である。


ゆらぎは迷いではない。

清濁併せ呑む。

真も偽も、善も悪も、すべて受け入れる。

ゆらがざるを得ない。

ゆらいではいるが、迷ってはいない。


いろいろなものを受け入れても混乱しない自分を確立する。

主体性を持つ。

意志をもってすべてを受け入れる。

違う考え方を受け入れても微動だにしない確固たる自分をつくるために

器・包容力・度量を大きくする努力をする。


人間性の豊かさを広げていく。

善も悪も包み込む、清濁の判断をしない。

正しい間違い、善悪、清濁はない。

矛盾があってもいい。

矛盾を内包した真実を生きる。

大河万流を呑む。

全てを受け入れて大河になる


学ばなければいけないが、学びすぎないこと。

影響されすぎないこと。

自分の心の底から湧いてくる自分をしっかり持って成長すること。



☆「ほんとうの自分が見えてくる55の問い」より

文芸社 2025年 1月発売


やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・



問合せ

思風庵哲学研究所

※「感性論哲学 芳村思風」で検索

コメント