「学校へ行く意味がわからない」と子どもが言う その時、どう答えるか

 

芳村思風一語一会 vol.5854

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「学校へ行く意味がわからない」と子どもが言う

その時、どう答えるか

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学校では、生きる知恵は、教えてくれない。

知識を教えるところ。

では、なぜ知識が必要なのか。

今の世の中では、どれだけの知識を持っているかで、人間の自由度が決まるから。

知識の量が、自由の大きさを広げる。

学校へ行くことで、選択肢の幅が広がる。


動物や植物は、体験でしか学べない。

人間だけが、体験だけでなく、

知識として学ぶことができる。

知識だけ増えても、それを活かすことは、

その人の育つ環境や人間関係、気持ちの持ち方で変わる。


知識を知恵に変えるのは、

命の底から湧いてくる欲求や欲望、興味・関心・好奇心。

欲求や欲望が湧いてくるのを否定する必要はない。

理性で、欲求や欲望を押さえつけることが続くと

自分が見えなくなってくる。


「自分を知る」「自分とつながる」第1歩は、

命の底から湧いてくる欲求や欲望を持つこと。

抑えないこと。

しかし、欲求や欲望のままに動くのは、野獣。

湧いてきた欲求や欲望を、

いかに人に迷惑をかけず、

人の役に立つものにするかということに理性を使う。

広く深く理性を使うためには、知識の量が必要になってくる。

どうすれば自分のやりたいことを、

人に迷惑をかけず,やることができるかを考えるために、知識の量が役立つ。

人の協力を得るためには、人の気持ちがわからないといけない。

学校は、そのための経験・体験の場でもある。


 

「愛の子育て」(改訂版)より 

 


やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・  

 


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