「他人と比べるな」と言われてもムリ、比べてもいい、比べて自分にない所を学べばいい

 芳村思風一語一会 vol.5797

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人とうまく付き合うにはどうすればいいか?

☆☆☆☆☆☆

人と対立しないこと。

競争しないこと。

         

まったく同じ考え方や価値観の人はいない。

考え方や価値観は、違ってあたりまえ、

違いを受け入れ、許し、認めることから人間関係が始まる。

         

よく「他人と比べるな」と言われますが、

そんなことできません。

ムリです。

人間だから必ず比べてしまう。

「比べないようにしよう」と思えば思うほど、ストレスになる。


比べてもいい。


比べて「相手の優れているところはどこか」

「自分にないものは何か」を探せばいい。

そして、自分にない所を教えてもらうことで成長できる。

         

教えてもらうだけでは卑屈になってしまう。

そのためには、人よりとびぬけた長所を持つこと。

長所を磨くこと。

お互いに学びあい、教えあうことで、共に成長できる。

         

今まで人間は、対立し、競争して勝つことで成長してきた。

勝つことよりも、もっとすばらしいこと、

それは力を合わせて共に成長すること。

         

戦って勝つことで成長する時代は終わった。

競争することで成長する時代は終わった。

成長の原理が「戦って勝つ」ことから、

力を合わせて共に成長するという「愛」へと変わった。



人間は不完全。

だから短所はなくならないし、対立がなくなることはない。

違いを認めたうえで、お互いに許し合い、お互いに学び合い、

お互いに助け合う関係をつくることで、

豊かな人間関係を築いていくことができる。

         

対立とは、戦う相手ではなく、

今自分が、学ばなければいけないものを持っている人間が

誰であるかを教えてくれる現象。

         

対立を乗り越え、競争や戦争を無くす力が「愛」。

人間関係は、目で決まる。

目は口以上にものをいう。

対立する相手を見る目を戦いの目から、

愛の光を持つ目に変えることから人間関係は変わっていく。


 

※「ほんとうの自分が見える55の問い」より

 文芸社 2025年1月発売




やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・


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