人間の本質を見抜く眼をつくる


芳村思風一語一会 vol.5783

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人間の本質を見抜く眼をつくる

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深さをつくっていくための

2つめの問いは、人を見抜く力となる「理念への問い」

         

理念への問いは、

「人間にとって真実の愛とは何か」

「勇気とは何か」

という問い。


この愛や勇気は、「美」や「強さ」や「正しさ」などに

置き換えることができる。

この問いには正解がない。

正解はないので、どこまでも無限に深くなれる。

         

「愛とは何か、美しく生きるとは何か」

を自分自身に問い続けることで、

人間に対する理解が深まっていく。

人間がよく見えてくる。

人間を見る眼の深さ、ものを見る眼の確かさが

自分自身で実感できるようになる。

それまで気づかなかったようなことでも、

「あっ、こんなことがあるんだ」

と世の中や人間の複雑な世界が

理解できるようになってくる。

         

理念への問いは、

ものを見る眼の深さ、

人を見る眼の深さ、

人間に対する理解の深さ

をつくっていく。

         

「愛とは何か」を頭で考えているだけでは、単なる知識でしかない。

「ほんとうの愛とは何か」を知ることは、

許すことからはじまる。

何度裏切られても許して、

次は信じて信じて信じ抜く

という体験を積み重ねることで

肉体を通して体感して体得していく。

理屈ではない。

         

深さを身につけていくには問いを持ち続けること。

それが人を見る眼の深さ、

ものを見る眼の深さをつくっていく。


☆「ほんとうの自分が見えてくる55の問い」より

文芸社 2025年 1月発売


やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・


 

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