本質を見抜く眼をつくる

 

芳村思風一語一会 vol.5782


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 本質を見抜く眼をつくる

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真実は、体験した人にしか語れない。

人間の深さは、命の痛みを伴う体験がつくる。

         

人格の深さをつくるには、2つの問いを持つこと。

1つ目の問いは、「本質への問い」

         

本質は、出てきた現象の根底にある。

問題を乗り越えるためには、状況を正確に把握し、

なぜこの問題が出てきたのかを考える必要がある。

出てきている現象だけ見て解決策を考えるのではなく、

その問題が出てきた原因は何か、

なぜこんな問題が出てきたのか、

その理由を考えること。

         

例えば病気になったとき、

表面に出てきた症状と闘うのではなく、

病気になった原因は何か、

本質を見つめること。

生活習慣や考え方を見つめなおすことが

病気の本質を乗り越えていくことになる。

         

問題の本質を見抜くことができれば、

適切な判断を下し、

乗り越えるためにはどうすれば良いかを考えることができる。

問題の意味や価値を考えることが本質を見抜く方法。

         

本質を見抜く眼は、

出てきた現象を解決していく中で命の痛みを感じ、

その問題が出てきた原因を究明し、

乗り越えていくことで養われていく。

本質を見抜く眼を養うためには、意味や価値を意識すること。

         

体験と経験の積み重ねと常に意味と価値を意識をすることで

ものを見る目の深さ、人を見る目の深さができてくる。

どんな問題が出てきても動じない、

肚の据わった人と言われるような人物の深さになる。

         

人格の深さは、この意味や価値へ問いを持って生きることでつくられる。

自覚的に求めてつくるもの。

意味や価値は存在するものではなく、つくっていくものである。

          

☆「ほんとうの自分が見えてくる55の問い」より

文芸社 2025年 1月発売


やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・


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