問題に気づく人は、問題を乗り越えることができる人


 芳村思風一語一会 vol.5781

☆☆☆☆☆☆

問題に気づく人は、問題を乗り越えることができる人

☆☆☆☆☆☆

 人間はなぜ真実を求めるのか。 

それは現実が虚偽に満ちているから。 

 

人間はなぜ美を求めるのか。 

それは現実が醜いから。 

 

人間はなぜ善を求めるのか。 

それは現実が悪に満ちているから。 

 

人間はなぜ平和を求めるのか。 

それは対立や抗争や戦争がなくならないから。 

          

現実は虚偽であり、醜く、悪であり、争い。 

それが現実。 

その中で生きている人間は、 

その現実からくる苦しみを避けて通ることはできない。 

だから現実は常に苦しみなのだということが言える。 

          

しかし、人生は「苦しみだ」と考えると、 

楽しい人生を過ごすことはできない。 

人間は幸せになるために、問題が出てこないことを願ってしまう 

しかし人間は不完全だから、どの道を選んでも問題は出てくる。 

問題はなくなることはない。 

          

 

問題は自分を苦しめるためではなく、 

成長させるために出てくる。 

 

問題とは、今自分が持っている力では乗り越えることができないもののこと。 

          

問題には必ず答えがある。 

答えのない問題はない。 

 

問題を乗り越えることができる力を 

持った人だけが問題に気付く。 

          

問題を乗り越えることが人生だという覚悟ができたとき、 

問題は今取り組むべき課題であり、テーマとなる。 

だから問題はあっても、問題ではない 


問題に気づくことができる人間は

問題を乗り越えられる潜在能力を持った人間

          

今、自分思っている力の限界に挑戦し、 

失敗しても逃げずに問題に取り組むことで、 

眠っていた潜在能力が目を覚ます。 

         

          

☆「ほんとうの自分が見えてくる55の問い」より

文芸社 2025年 1月発売


やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・


コメント