人格の高さをつくる


 芳村思風一語一会 vol.5779

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人格の高さをつくる

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どういう人に人格の高さを感じるか。

人格の高さは、その人間が生まれてから今日までに

獲得してきた知識と技術と教養の量に関係する。

         

しかし知識や教養の量が多いだけでは人格者とはいえない。

人格の高さは、言い換えると高貴なる精神の持ち主のこと。

         

人格の高さを感じさせる5つのポイントがある

1つ目は「価値への欲求や情熱」

人格の高さを感じさせるのは、

より真なるもの、より善なるもの、

より美なるものを求める価値への欲求。

         

2つ目は「謙虚さ」

知識や教養の量が多くても、

謙虚さがなければ人格の高さは感じられない。

         

3つ目は「自信」

自信のない人には人格の高さは感じられない。

自分の持っている知識や技術が、

体験と経験に裏づけされ、

根拠となり、自信となってこそ行動力となる。

         

4つ目は「志」

志にも高さ・深さ・大きさがある。

高い志とは、社会的地位の高さを求め、

困難な目標や問題に挑戦する姿勢。


志の深さとは、意志が強く、欲求が強く、

失敗しても諦めない強さ。


志の大きさとは、自分のためでなく、

社会や人類の未来のためにという

壮大な夢や理想の大きさとして表現される。

         

5つ目は「問いを持つ」

人生における3つの問い

「人間として、いかに在(★あ)るか」

「人間として、いかに為(★な)すか」

「人間として、いかに成(★な)るか」


この「人間として」を、経営者として、

教師として、父親・母親として・・・

というように職業や役割に置き換えて、

問い続けること。

答えを持ちながらも大切なことはその答えに縛られず、

常に自分に問い続けること。

          

☆「ほんとうの自分が見えてくる55の問い」より

文芸社 2025年 1月発売


やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・


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思風庵哲学研究所

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photo by TAKASHI FUKUSHIMA

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