本物の人間になるための第3番目の条件 「人の役に立つことを喜びと感じているか」


 芳村思風一語一会 vol.5778

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本物の人間になるための第3番目の条件

「人の役に立つことを喜びと感じているか」

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より以上をめざす生き方をすることによってできる世界がある。

それは価値の世界。

より以上をめざさないと価値は生まれてこない。

       

仕事をすることは価値をつくり出すこと。


現実の世界には「自分の価値は他人が決定する」という原則がある。

自分がいくら努力して技術を磨いても、

他人が評価してくれなければ現実的な価値はない。

他人が評価してくれなければ自分の価値はゼロです。

        

では、人の役に立つにはどのようにすればいいのか。

人に喜んでもらえる仕事の仕方ができる人間になって、

はじめて他人から評価されることになる。

         

仕事は単なる金儲けの手段ではない。

仕事は、人に喜んでもらえるような仕事ができる能力と人間性をつくり、

その仕事に従事する人間を本物の人間に成長させるためにある。

お金は後から成果にしたがって入ってくるもの。

お金は感謝や喜びの印。

         

人の役に立つことを喜びとする感性なしには、本物の人間にはなれない。

         

仕事とは、人を幸せにすることで、自分も幸せになる活動。

だからすべての職業は愛の実践。

         

職場とは、その仕事に従事する人間を、

人に喜んでもらえるような仕事の仕方のできる能力と

人間性をもった人間に鍛え上げる道場。

         

本物の人間になるため条件

1、不完全性の自覚から、にじみ出る謙虚さを持つ

2、より以上をめざして生きる

3、人の役に立つことを喜びとする感性を持つ

         

たいせつなのはこの順序。

最初に不完全性の自覚を持ち、自然に謙虚さが出てくるようになること。

そして謙虚さをもって自己創造し、自己実現していく努力をすること。

最後に身につけたその能力をどうすれば人の役に立つようにできるかを実践すること。


          

☆「ほんとうの自分が見えてくる55の問い」より

文芸社 2025年 1月発売


やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・


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