本物の人間になるための第2番目の条件 「より以上をめざして生きる」


 芳村思風一語一会 vol.5777

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本物の人間になるための第2番目の条件

「より以上をめざして生きる」

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より以上をめざして生きるとは、どういう生き方か 

成長意欲を持っているかどうかということ。

         

人間は不完全でありながら、

完全なるものをイメージすることができる存在。

より以上をめざして生きることは人間にしかできないこと。

神は完全だから成長できない。

動物は自分が不完全であることがわからない。

人間だけがより以上をめざして生きることができる存在。

        

動物は与えられた環境を変えることができない。

本能で能力は進化するが、成長することを意識できない。

人間は環境の変化や他人に関係なく、

自分自身の意志でより以上をめざして生きることができる。

だから人間が本物の人間になるためには、

今より以上のものをめざして生きるという生き方をすること。

         

より以上をめざして生きるためには、意志の強さが必要。

意志の強さとは何か。意志の強さとは欲求の強さ。

欲求や欲望に支えられた意志は、

いかなる困難をも乗り越えて突き抜けていく強い意志になる。

命の底から湧いてくる欲求や欲望があれば、人間は行動を続けることができる。

         

今までは、意志の強い人とは、

したいことを我慢(がまん)して、しなければならないことができる人間

とされていた。

我慢強さは意志の強さではない。

これは理性で考える意志の強さ。

理性でつくった意志の強さは、困難にぶつかるとすぐに諦めてしまう


強い意志をもつためには、命の底から湧きあがってくる欲求や欲望、夢や理想が必要。

夢や理想がない人間は、今の自分にできることしかしない。

より以上をめざすということは、今できないことをできるようにすること。

        

完璧にはなれないことを知りながらも、

完璧をめざして努力することがたいせつ。


          

☆「ほんとうの自分が見えてくる55の問い」より

文芸社 2025年 1月発売


やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・


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