自分の言葉で語る

 

芳村思風一語一会 vol.5771

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自分の言葉で語る

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どうすれば自分の言葉で語れるようになるか


個性が突出してくると、自分の言葉が持てるようになる。

どんなに素晴らしい人の言葉でも、

他人の言葉で話している間は、

その言葉を言った人間の領域を出ることができない。

偉人の名言を引用して話している間は、

その偉人の権威を利用しているだけ。


体験こそ真実を語る。


自分の体験や経験からにじみ出た言葉は、

それを体験、経験した人間にしか言えない言葉。

このにじみ出た言葉こそ、個性が出てきた証拠。


体験とは、肉体が外の世界と関わった事実。

経験とは、体験から学んだ知恵や気づき。


同じ体験をしても学び取る経験は違う。

つまずいて転んだからこそ、今がある。

体験の数だけ幅ができる。

体験の数だけ重みができる。

体験の数だけ厚みができる。 



自分のつくった言葉を

自分に向けて発することによって、

自分を励ますことができるようになっていく。

自分にしか言えないという言葉を持ったとき、

人間は個性が輝き出てくる

常にどんな言葉が自分の気持ちにピッタリくるか

自己紹介のときのキャッチフレーズを考える


新しい言葉をつくる。


「異和感」という言葉は、感性論哲学独自の言葉。

「違和感」という言葉に違和感を感じて、

「異和感」という表現に変えたのです。

違いは対立を生む。

異なっているだけで、違いは間違いではないという意味で、

異和感と表現した。


「一道一徹 不頼独行」という言葉は、

感性論哲学という今までにない哲学を

つくり出していくときに生まれた言葉。

「ひとつの道を貫き通す。

誰にも頼らず自分の道をつくりあげていく」

という自分の覚悟であり、自分自身を鼓舞する言葉。


常に体験を通した実感から出てくる自分らしい言葉を意識して、

語ることが大切。

          

☆「ほんとうの自分が見えてくる55の問い」より

文芸社 2025年 1月発売


やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・


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