芳村思風一語一会 vol.5775
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本物の人間になる
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人間は生まれたときには動物学上の人類として生まれる。
生まれてすぐの赤ちゃんには人格はない。
「この赤ちゃんは、人格が深い」ということはないから。
人間は生まれてから後に「人間の格」を獲得して人間になる。
人間性は、生まれてから後に何を教え、
いかに育てるかによって決まる。
人間が本物になるためには、
現実社会の中で人間と人間社会の実態に触れることが必要。
そのためには、人間性の基本原理が必要。
本物の人間になるための基本原理
1、不完全性の自覚から、にじみ出る謙虚さを持つ
(謙虚さ)
2、より以上をめざして生きる
(成長意欲)
3、人の役に立つことを喜びとする感性を持つ
(愛)
この3つの原理で人間性の基本はできる。
この3つを、常に自分に問い続けること。
感性論哲学の原理原則は「問い」。
答えを持ちながら、その答えに縛られず、
自分自身に対して常に問い続けることがたいせつ。
「自分の答えが正しい」と考えると答えに縛られ、
違う答えは「間違い」となって排除しようとしてしまう。
答えを持ちながらも答えに縛られず、
実践する中で「これでいいのか」
と問い続けることで成長し続けることができる。
人間は完璧にはなれないが、
完璧を意識して問い続けることで、
永遠に成長することができる。
「自分はこれでいい」と、思った瞬間に成長は止まる。
本物の人物になるためには、問いの中から生じた問題を乗り越え、成長し続けること。
この3つの原理は、本物の人間になるための必須条件。
☆「ほんとうの自分が見えてくる55の問い」より
文芸社 2025年 1月発売
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・
※思風会 全国大会
6月7日(土)14:00~
広島グランビアホテル
※詳細はホームページで
問合せ
思風庵哲学研究所
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