芳村思風一語一会 vol.5693
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哲学とは幸せを探求する学問
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哲学は難しい、仕事や生活の役に立たない、
と思っている人が多い。
哲学は難しいものではない。
仕事や生活の役に立たないのは、
古い哲学者の思想や言葉の解釈や研究に止まっているから。
同じ哲学という言葉も、偉大な経営者の考え方は、
稲盛哲学、松下哲学と言えば抵抗なく受け入れらる。
この場合の哲学は、その人の生き方や考え方や信念のこと。
自分自身の哲学のことを「マイ・フィロソフィ」という。
自分自身の哲学は、頭で考えてつくるものではない。
日常の生活や仕事の実践の中で体験をすることでつくっていくもの。
だから稲盛哲学は、稲盛さんが経営を通して、また人生を通して
実践して得たもの、感じたものを
言葉にしたり、書籍にしたり、講演などで話したもの。
人のマネをするだけでは自分の哲学にはならない。
稲盛さんや松下さんと同じことをしても、時代も環境も
学んできたものもそして何より体験して、体感したものが違う。
考え方は学べても、自分の哲学にはならない。
また何も考えず実践しても、自分の哲学はつくれない。
いろいろな考え方や先人の知恵を学んで自分で解釈して、
かつ実践と実感を繰り返し積み上げることでできてくる。
人間が自信をもって生きていくためには、
「知識を探求する科学」と
「意味や価値を探求する哲学」
のふたつの学問が必要になる。
科学は「もっと知りたい」
という知識欲を求め、
哲学は「もっと幸せになりたい」
という幸福欲を実現するための学問。
幸せは感じるものです。
人間が幸せを感じるためには、
夢や理想や欲求を持つこと。
幸せになるのではなく、
今ここにある幸せを感じること。
感性論哲学は単なる芳村思風のマイ・フィロソフィではなく、
歴史観を根拠に、今後500年1000年間の
東洋の時代・感性の時代の潮流をつくる考え方。
学問として体系づけられた新しい哲学。
時代は、西洋の時代から東洋の時代へ、
理性の時代から感性の時代へと変化している。
感性論哲学は、西洋の理性の哲学に変わる
感性を原理とした新しい哲学として、
今の時代を生きる人間すべてに共通する
学問としての根拠と価値を持っている。
感性論哲学だけでなく、いろいろなことを学び実践して、
体験や経験を加えて、自分の哲学を確立することで、
根拠のある自信ができ、
信じるに足る自己をつくることができる。
※「ほんとうの自分が見える55の問い」より
文芸社 2025年1月発売
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・
※「感性論哲学 芳村思風」で検索
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