欲を持て!こだわりを持て!!

芳村思風一語一会 vol.3667
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欲を持て!こだわりを持て!!
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「好きなことをやって生きる」
最近よく言われる言葉です。

反面、好きなことが特にない
やりたいことがわからない
ということも、よく聞きます

好きなこととは何か
究極は「このためになら死んでもいい」と思えるかどうか
頭で考えてもわからない
心の底から湧いてきたものを
自分の肉体を使って、やってみること
面白そうだと思ったら、やってみること

人間が人間らしい人間になって、
人間としての幸福と喜びを感じたいのならば、
人間的な欲求と欲望を捨てないこと。

心の底から湧いてきた欲求欲望を人間的なものにすること。
人間的とは、理性を使って、人に迷惑をかけず、人の役に立つものにすること。

人間にあって、神さまにないものは、欲や我。
欲や我を無くそうとするのは、人間でなくなろうとすること。
「人でなし」になろうとすること。

人間らしく生きようとするなら、自己中心性を原点として、それを突きつめていく。
自己中心性を究極まで高めていくと、外に開かれた自己中心性に達し、
もはやそれは自己中心性という言葉にはふさわしくなく、自己中心性を越えて、
責任感や使命感に根ざして、大きく社会と呼応できる自分になれるのです。

我を無くすのではなく、自分には我があることを知り、
自分の我を、無我ではなく、小我から大我へと成長させるのです。

最初から自己中心性を捨てると、自分の中が空洞になって、
世のため人のためになれるはずがない。
自分を中心にして、自分を啓発し、自分が世の中と有機的につながっていく。
自分が高まることは、世の中が高まっていくことにつながるのです。

人間は、何かに「想い」を寄せ、何かにこだわって追求していかないと、
何も実感ある生き方はできません。

この「こだわり」が、「求感性」(ぐかんせい)なのです。


自分の中から湧いてくるものがなければ、「こだわり」は持てません。
「お前狂ったのか」とまで言われるくらい「こだわり」続けることは、
押し止めがたい感性の欲求がなければできないことです。

いったい自分は何をしたいのかという
「湧きあがってくる想い」を知ることが一番大切なことなのです。

そして、肉体を使って、やってみて
実感として感じ取っていくことが大切なのです.
やってみて、失敗を通して学んでいくのです

最初は自己中でいい。
最初から利他の精神では、自分がなくなる
失敗することで、自分の不完全さを知り、謙虚さが生まれる。
人に助けてもらって、感謝の心が生まれて、
恩返しや、恩送りの心に目覚めて
ほんものの利他の精神が出来あがってくるのです。




※「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉がありますが、
実る前は、大地にしっかりと根を広げ、天に向ってまっすぐに伸びていかなければ、
たくさんの実をつけることができないんです




やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・

※「風の思い」1,000円 + 税 + 送料


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・6月25日(火)四日市思風塾
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思風庵哲学研究所

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