「愛の子育て」5つのポイント

芳村思風一語一会 vol.3551
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「愛の子育て」5つのポイント
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1.教が育を超えてはいけない

教育とは、「育」が主体で、「教」がその手段です。
引っ張り出すために教えるのであり、能力を開発するために教えることが基本です。
その人間が持っている資質や素質を引っ張り出してあげるのです。
現在の教育では、あまりにも教え込もうとするため、
欲求が出てこない、何をしていいのかわからない、何がしたいのか解らない子どもが増えています。
自分の力で「やったぁ~」という感動と喜びを味あわせることです。


2.問う力を育てる (欲望・欲求を引き出すために、理性を使う)

学校では、先生が問題を与えて、子どもが答える。
子どもは、問題を与えられるのを待っているという待ちの姿勢です。
問題は、子どもの心の中から出てこなければいけません。
「問う」ということの中に、欲求や欲望が含まれています。
教えなければいけないのは知識ではありません。
意味や価値や素晴しさ、楽しさです。
何かをやらせようとするとき、どこに面白さがあるのか、どこが素晴しいのか、
その能力を持てばどんなことができるのかを感じさせてあげる。
興味・関心、意味や価値や素晴しさを感じたら、あとは放っておいても自分で求めはじめます。


3.自分がその頃どうであったかを思い出しながら教育する

常に自分自身がその年代、どうしてもらったのか、
その時どう感じたかということを思い出しながら教育することが大切です。
自分が10歳の頃どのようにしてもらったか、15歳の頃どうであったか、
どのように接して欲しかったかということを思い出しながら子どもに接することが大切です。
自分が親からされていやだったことなど、反面教師的なこともあるかもしれません。


4.いつも目に愛の光を

子どもは空なる気を吸って育ちます。
空気とは、空なる気です。
目に見えないのです。気とは感性です。
空気を吸うとは、まさに目に見えない感性を吸って生きているのです。
教育において一番大事なものは、意味や価値や値打ちです。
目つき・表情・態度です。
子どもに対するとき、お父さんやお母さんが自分に対して、どういう目つき・表情・態度で接してくれているかが、
最大の意味や価値を持つのです。
目は口以上にものを言います。理屈を超えた雰囲気を作るのは、目つき・表情・態度です。
感性だから伝わるのです。
いつも目に愛の光を持って接してください。


5.親の生きる姿勢を見せる

生きる姿勢とは、その人がどういう問題意識を持って生きているかということです。
父親とは何か、母親とは何か、どうあるべきかという自分の存在に対する問いかけを常に意識しながら生きることです。
立ち居振る舞い・生きざまが、非常に強い教育力・感化力を持っているのです。


この5つが「愛の子育て」
人材教育ではない人物教育のポイントです。


やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

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思風庵哲学研究所

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