芳村思風一語一会 vol.5721
勝つことよりもすばらしいこと
~対立を乗り越えるために必要なもの~
戦って勝つことよりも、もっとすばらしいことは、
力を合わせて共に成長すること。
考え方の違う人は、自分の考え方の足りないところを
補い合う相互補完の関係にある。
対立を乗り越える力とは何か。
それは愛。
愛とは、男女の愛を超えた人間愛。
愛は人間関係の力。
愛は許すことから始まる。
考え方や価値観の違いを許して受け入れる。
戦って勝つことで成長するのではなく、
力を合わせて共に成長する力が「愛の力」。
愛は、情緒や感情ではなく、理性と同じ能力。
愛は能力だから「愛の実力」を問題を解決する能力として成長させること。
個性的な人間であればあるほど、人と対立する。
現実の社会では、考え方や価値観の違う人とたくさん出会う。
理性で考えると真理はひとつ。
どちらかが正しい、間違いとなる。
理性は画一性を追求するので、同じ価値観にしようと説得する。
意見や考え方が違うという矛盾を排除しようとするため対立する。
この対立を乗り越えていくことで、
器・度量・包容力を大きくすることができる。
では、どうすれば考え方や価値観の違う人と一緒にやっていけるのか。
考え方が違うと対立が生まれてくる。
考え方や価値観や宗教や民族が違う人と、
どうすれば一緒に仕事や生活ができるのか。
そのためには、なぜ対立が起きるのかということを考えること。
対立の意味を知る必要がある。
なぜ対立するのか。
なぜ対立はいけないことなのか。
人間の命の底から湧き上がってくる欲求は
「できることなら、みんなと仲良く信じ合って生きていたい」
という欲求。
これが命の欲求。
すべての人が持つ命の願い。
なぜこのような願いが命から湧いてくるのか。
命をつくったのは、母なる宇宙の摂理の力だから。
命は宇宙の摂理の力によって、この地球上に誕生した。
命をつくった母なる宇宙からすれば、
自分の子どもたちが対立していると悲しい。
母ならば、自分の産んだ子どもたちに仲良くしてほしいと願っている。
自分の命から湧いてくる
「できることならみんなと仲良くしたい」
という心情は、母なる宇宙の願いであり、祈り。
人間らしく生きるためには、
母なる宇宙の願いである
「できることならみんなと仲良くしてほしい」
という願いをどうすれば実現できるかを意識して生きること。
これが人間らしく生きる原点。
母なる宇宙の想いや願いを裏切ってはいけないから、
人間は対立し続けてはいけないし、殺し合ってはいけない。
※「ほんとうの自分が見える55の問い」
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・
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