より以上をめざして生きるとは、どういう生き方か 

 

芳村思風一語一会 vol.5709
本物の人間になるための第2番目の条件
より以上をめざして生きるとは、どういう生き方か 


「より以上をめざして生きる」
成長意欲を持っているかどうかということ。
         
人間は不完全でありながら、
完全なるものをイメージすることができる存在。
より以上をめざして生きることは人間にしかできないこと。
神は完全だから成長できない。
動物は自分が不完全であることがわからない。
人間だけがより以上をめざして生きることができる存在。
        
動物は与えられた環境を変えることができない。
本能で能力は進化するが、成長することを意識できない。
人間は環境の変化や他人に関係なく、
自分自身の意志でより以上をめざして生きることができる。
だから人間が本物の人間になるためには、
今より以上のものをめざして生きるという生き方をすること。
         
より以上をめざして生きるためには、意志の強さが必要。
意志の強さとは何か。意志の強さとは欲求の強さ。
欲求や欲望に支えられた意志は、
いかなる困難をも乗り越えて突き抜けていく強い意志になる。
命の底から湧いてくる欲求や欲望があれば、人間は行動を続けることができる。
         
今までは、意志の強い人とは、
したいことを我慢(がまん)して、しなければならないことができる人間
とされていた。
我慢強さは意志の強さではない。
これは理性で考える意志の強さ。
理性でつくった意志の強さは、困難にぶつかるとすぐに諦めてしまう

強い意志をもつためには、命の底から湧きあがってくる欲求や欲望、夢や理想が必要。
夢や理想がない人間は、今の自分にできることしかしない。
より以上をめざすということは、今できないことをできるようにすること。
        
完璧にはなれないことを知りながらも、
完璧をめざして努力することがたいせつ。


※「ほんとうの自分が見える55の問い」


やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

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