人生を生きる基本原理

芳村思風一語一会 vol.3600
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人生を生きる基本原理
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人間は、何のために生まれてきたのでしょうか。

人生をどういう目的を持って生きればよいのでしょうか。

人間として意識しなければいけない生き方の目的とは何でしょうか。

人生の目的を考えるためには、その根底にある生命の目的を考えないと、
学問的に根拠のあるものとして論じることができません。
この考え方は、感性論哲学独自の論理で、今までの考え方にはなかったものです。

人生の目的である「人間は何のために生まれてきたか」を明確にするためには、
人生の根底にある生命の目的をあきらかにする必要があります。
そのことによって初めて人生の目的を根拠のあるものとして語ることができるのです。
自分の主張の根拠を明確にすることが大切です。
これが相手を説得ではなく、納得させるための論理構成の力となります。

人生の目的の根底には、生命の目的があります。
生命の目的とは何かを明確にすることで、人生の目的が明らかになるのです。

では、生命の目的とは何なのでしょうか。
生命の目的は、自己保存と種族保存です。

これはすべての生物が持つ「生命の2大目的」です。
この2つが人間という理性を持った生命からでてくると、どうなるのでしょうか。

自己保存の欲求が、人間という生命を通してでてくると「意志」になります。
意志とは、自己実現の力であり、自己創造・自己完成の力です。

もうひとつ、意志の実現には、志を持って生きるという重要な課題があります。
自己実現とは、命の底から湧いてくる欲求を実現することです。
志を持って生きるとは、自分を超えたより大いなるもののために自分の命を使うことです。
志とは自分を超えたものです。より多くの人のために命を使うということです。
命に価値を与える生き方です。
忘れてはいけないのは、日常の仕事そのものが、志なのです。
より多くの人の役に立つことを自分の命を使って仕事をしています。だから職業そのものが志なのです。

意志を実現するということは、
自己実現の人生を生きることと志をもって生きるというふたつの目的があります。

種族保存の欲求が人間という理性をもった命からでてくると「愛」になります。
愛とは人間関係の力です。
人間と人間を結びつける力です。
愛の究極の目的は、素晴らしい人間関係をたくさんつくることにあります。
もうひとつの愛の目的は、子孫を残すことです。命の歴史をつくることです。
人間は、新しい時代をつくるために生まれてきたのです。

人間はなんのために生まれてきたのか
それは、自己実現の人生を生きるためであり、志を持って生きるためであり、素晴らしい
人間関係をたくさんつくるためであり、新しい時代・新しい歴史をつくるためです。
この4つが、すべての人間における人生の目的と言えるのです。
4つすべて実現する必要はありません。
どれをもって自分の生き方の柱にするかを考えていけばよいのです。
                                       
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