引き寄せのポイントは求感性


芳村思風一語一会 vol.2918
「感性とは何か、感性を磨くとはなにか」
~引き寄せのポイントは求感性

人間は、生まれた瞬間から感じながら生きています。
いいえ、生まれる前のお母さんの体内にいるときから感じています。
寝ている時でも呼吸をしているし内臓も動いています。
感性は寝ているときも働いています。
心臓が止まり、呼吸が止まったときではなく、
人間の肉体から感性の働きがなくなったとき、
初めて死んだといえるのです。
なぜなら感性が60兆個の細胞をひとつの命として統合しているからです。

では「感性」とは何でしょうか。
私という意識の根拠となっているのは「感性」です。
感性とは、人間の本質であり、生命の本質、宇宙の究極的存在です。
本質としての感性は、すべての生命が持っています。
この感性が、理性によって人間化されたものを「知的感性」といいます。

この知的感性が「心」なのです。
心は、理性によって感性が人間化されたものです。

心とは、意味や価値を感じる感性です。
幸せや感謝や尊敬・責任感などは全部感じるもので、
理性によって感性が人間化されることによって出てくるものです。

感性の本質(最も根本にある能力)は、「求感性(ぐかんせい)」です。

今まで感性の本質は、感受性だと言われてきました。
感受性は、消極的・受動的能力です。
求感性とは、自分が生きていくために必要な情報を
積極的に求めて感じ取ろうとする働きで、
調和・合理・統合を模索する働きです。
この感性の働きの結果として、現象としての感性がでてきます。

感性の現象とは、本能・感覚・欲求・感情・感受性などです。

理性能力は脳という働く器官がありますが、
感性そのものには「どこで感じる」という感じる器官はありません。
恋をしたらドキドキするから胸に感性があるのではありません。

感性によって肉体が形成された結果として
循環器や呼吸器の中心となる臓器に感性の統合能力が働いているから
胸がドキドキするだけで、胸や心臓に感性があるわけではありません。
同じように涙もろいから「感性が豊か」ということでもないのです。

感性は、1個1個の細胞が持っており、嬉しい、悲しい、気持ちがいい、
ワクワクするとかいうのはどこで感じるというのではなく、全身で感じているのです。


次に感性を磨くには、どうすればいいか。

「したいことがわからない」のは、自分の心が何を求めているかわからないということ。
朝日や夕陽を見て感動する。
本や絵・映画を見て涙を流す、他人の何気ない言葉に「ハッと」する。
人は、自分の心が求めているものとであったときに感動します。
感動も受け身であり、感動する力を高めることだけが、感性を磨くことではありません。

人間は見ようとしたものしか心に残らず、関心を持ったものしか心に残りません。
求めなければ入ってきません。

感受性を高めるためには、求感性を高めることが大切なのです。
自分の心が何を求めているのか、理性を使って考えることです。
理性を使って意味や価値や素晴らしさを考えることで、感性を成長させるのです。
感性を磨くには、理性的努力が必要なのです。
理性で意味や価値を考え続け、
それを感性で感じ「夢や理想」として心の底から湧きあがってきたとき
「やる気」になり、行動へと結びつくのです。

理性で考えているだけでは行動に結びつきません。
意味や価値を感じたとき行動へと結びつき、現実を理想へと導いてくれます。
求感性が、夢や理想を引き寄せるのです。
感性と理性はバランスではなく、有機的な協力関係をつくることがたいせつなのです。



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