限りある命と永遠の命

芳村思風一語一会 vol.3528
あなたが子どもに対して言うとしたら、
どっちの言葉を使いますか?
「他人に迷惑をかけるようなことだけはしないように」
「知らず知らずに、人に迷惑をかけていることを知りなさい」
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限りある命と永遠の命
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命には、限りある命と永遠の命のふたつがあります。

過去とは、決して過ぎ去った時間ではありません。
時間は流れない。積み重なるものです。

命も流れているものではなく、命の中には38億年の過去からのつながりが積み重なっています
母なる宇宙が人間の命を作りだし、以来38億年間途切れることがなかったから、今この命があります。
一人ひとりの命の中に、38億年間の因果、避けがたい宿命が宿っています。

今の生活を良くするためには、過去の祖先の罪をわが人生において償う必要があります。
墓参りは、38億年の命の歴史に感謝し、祖先の必死の生き様に恥じない生き方をする、
という誓いをするために祈ります。

38億年間の命の歴史を背負って、自分の100年足らずの人生を生ききり、自分の命の役割を果たす。
人間は、不完全だから、知らないうちにどこかで人に迷惑をかけています。
他人に迷惑をかけずに生きることはできません。

生きるために、他の動物、植物の命を犠牲にして生きています。

この人生においては、命の底から湧いてくる欲求・欲望を、理性を使って、
人の役に立つ方法で実現することで、38億年の過去の命の罪を償い、幸せな人生を送ることができるのです。

そしてそれを子孫に引き継いでいくのです。
その償いの人生を生きる。
それを現実化するのが職業です。

職業には、贖罪(しょくざい)という意味があります。
職業を通して人の役に立ち、人を幸せにすることで、
38億年前からの自分の命の過去の罪を償い、自分の人生を幸せな方向へ向かわせていきます。

職業を人に迷惑をかけ、金儲けだけに、
そして自分のためだけに使って、命への祈りがないと、
新しい罪を作り、子孫への影響を残してしまうのです。

墓参りや祈りは
「祖先の必死の努力に報いる生き方をします」
という感謝の心を持って生きるという
誓いなのです。

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

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