限りある命と永遠の命



芳村思風一語一会 vol.3076
あなたは、どっちの言葉を使っていますか?
「他人に迷惑をかけるようなことだけはするな」
「知らず知らずに、人に迷惑をかけていることを知りなさい」
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限りある命と永遠の命
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命には、限りある命と永遠の命のふたつがあります。

過去とは、決して過ぎ去った時間ではありません。
時間は流れない。積み重なるものです。

命も流れているものではなく、命の中には38億年の過去からのつながりが積み重なっています
母なる宇宙が人間の命を作りだし、以来38億年間途切れることがなかったから、今この命があります。
一人ひとりの命の中に、38億年間の因果、避けがたい宿命が宿っています。

今の生活を良くするためには、過去の祖先の罪をわが人生において償う必要があります。
墓参りは、38億年の命の歴史に感謝し、祖先の必死の生き様に恥じない生き方をする、
という誓いをするために祈ります。

38億年間の命の歴史を背負って、自分の100年足らずの人生を生ききり、自分の命の役割を果たす。
人間は、不完全だから、知らないうちにどこかで人に迷惑をかけています。
他人に迷惑をかけずに生きることはできません。

生きるために、他の動物、植物の命を犠牲にして生きています。

この人生においては、命の底から湧いてくる欲求・欲望を、理性を使って、
人の役に立つ方法で実現することで、38億年の過去の命の罪を償い、幸せな人生を送ることができるのです。

そしてそれを子孫に引き継いでいくのです。
その償いの人生を生きる。
それを現実化するのが職業です。

職業は、贖罪(しょくざい)という意味を持っています。
職業(仕事)を通して人の役に立ち、人を幸せにすることで、
38億年前からの自分の命の過去の罪を償い、自分の人生を幸せな方向へ向かわせていきます。

職業を人に迷惑をかけ、金儲けだけに、
そして自分のためだけに使って、命への祈りがないと、
新しい罪を作り、子孫への影響を残してしまうのです。

墓参りや祈りは
「祖先の必死の努力に報いる生き方をします」
という感謝の心を持って生きるという
誓いなのです。




やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

※伝え方にちいて
親が子どもに、よく言う言葉

日本では
「他人に迷惑をかけるようなことだけはするな」

インドでは、
「知らず知らずに、人に迷惑をかけていることを知りなさい。
人間は他人に迷惑をかけずに、ひとりで生きることはできないのだから。」

どちらが正解か、ではありません。
親からは、「人に迷惑かけるな」といわれ、自分も子どもの同じことを言ってきました。
でも最近は、人に迷惑かけっぱなしだな~と反省しています。


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